話をしてスッキリした経験や
話をしていたら元気になった経験、
「やっぱり やってみよう!」と思えた経験など
ありますか?
しかし、反対に話をして後悔した 余計にイライラしてきた
などの経験もないですか?
話をするということは、話を聴いてくれる相手がいるということです。
テストで95点でクラスで1位だったN君
うれしい気持ちでお母さんに「ママ 95点だったよ」 と報告します
でもお母さんは100点を取るのが当たり前と思っています。
あなたなら何て声をかけますか?
Nくんのママは
「えっ! 100点じゃなかったの」 と言いました。
N君は 「でも僕はクラスで1位だったんだよ それでも100点じゃなければだめなの?」 と言ってきました。
S君のお家でも同じようなことがありました。
S君のママも同じようなことを言いました。
そしたらS君は
「ママにはわかんないんだよ もう何も話さない」
と怒って部屋に閉じこもりました。
Mちゃんのお家でも似たようなことがありました。
ママは 一瞬「100点じゃないの?」と
思ったけれど、その事は口に出さずに
子どもの言ってきたことをそのまま
「95点だったのね」 とおうむ返しにしました。
その後、子どもはこの点数が2名しかいなかったことやクラスで1位だったことを
自慢げに話だし、お母さんはその話を「でも95点よね」と思いながらも
「へ~」 「あら1位だったの」 と相槌とおうむ返しをしながら
話を聴いていたそうです。
しばらく自慢が続いた後、子どもが自分で
「あと1問取れていたら 100点だったのになぁ
ここで計算ミスをしちゃったんだ 残念だったな」
と反省点を話だし、自分で間違え直しを始めたらしいのです。
人は話をすると、頭の中や気持ちが整理され、
いろいろなことに気が付きます。
他人に言われたことより、自分で気が付いたことの方が
人ははるかに行動に移しやすいんです。
子どもでも同じです。
話をすることで、自分で100点を取りたいと思った子と
親に100点を強要された子とモチベーションに差がありそうに思いませんか?
お母さんにしたら「100点でなかった」という気持ちを押し殺して
話を聴くような気分がして それは大変そうと思うかもしれません
でも、勉強に気持ちがいっていない子に勉強をさせるのも
かなり大変ではないですか。
話をすることで気が付いたことは、自発的行動を起しやすいです。
無理やり勉強させるより、子どもが話をすることで
自分で気づいて勉強してくれた方が私はとても楽です。
それに自分で気が付いて行動に移せた子は
自分で解決する思考や力が高まります。
それは、自分を信じる力になっていきます。
こちら側の意見を言う前にまずは
子どもの話を聴いてみませんか
ついでにもう一言
子どもが何に気がつくかは子ども次第です
お母さんの気が付いてほしいことに気が付くとは限りません
でも子どもが気が付いたことを受け止めた後に
お母さんの気持ちを話しても遅くないと思いますよ
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