私は中学受験生をお持ちのお母様のコーチングをすることが多いのですが、
中学受験生のお母様には「ケアレスミス」の軽減に頑張っている方々も多くいらっしゃいます。
そんな、わが子のケアレスミスの軽減に頑張っているお母様から届いたメール(抜粋)を紹介したいと思います。
(ご本人の了解をいただいております)
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こんなに「質問」を意識したことはなかったように思います。
子どものテスト結果を見るとやはり不注意の失点が多く、
そこをどうすれば良いか、どうしたら伝わるかを考えました。
主人といろいろ話していたら主人が、
「もしタイムマシンがあってテストを受けた時に戻ったら、その時はどういう風にテストに取り組む?」
って聞いてみたら?、と言われました。
後日子どもに聞いてみたら、「ここをこう見直す、ここに注意する」と話してくれました。
そのつぎのテストでは、今までとは違う取り組みをしたようで、
「残り10分だったから次の問題にいかないで、
書いたものの見直しの時間にあてたよ、そしたら一つ間違えがあったから直せた」
と喜んで話していました。
そして「今まであまり考えないでただひたすら問題解いてた」と言っていました。
一つ成長したかなと思いました。
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このお子さんは、失点を防ぐことができてよかったですね。
でも、それだけではないんです。
「今まであまり考えないでただひたすら問題解いてた」
ということに気が付いたんです。
これからもこのお子さんは、不注意の失点をしないように気を付けて
行くんだろうなと思います。
このお母様が取った行動は「質問する」でした。
親が解決策を提示するのではなく
子どもが自ら解決策を考えるように促したのです。
お子さんのケアレスミスに対して
アドバイスをするという方法もありますが
お子さん自身が考えるように促すサポートもされてみるのはいかがでしょうか。