「子どもが本当に言いたいことを私はちゃんと受け取れているんでしょうか?」
という質問を受けることがあります。
このように、自分が受け取れているかどうか疑問に思うことが大事。
疑問を持つと、
「子どもは本当は何を伝えたいんだろう?」とさらに意識して聴くようになると思うんです。
子どもと関わる仕事をしている方から
>職場で聞くことの重要度を感じています。
>聞くことが『必要』では足りません(笑)
>『重要!』なのです!
>重要なのに軽く扱わがち。
>ほんとは聞いてほしい・わかってほしいVSかなり聞いてあげて
>この差を埋めたいです!
というメールが来ました。(ご本人に承諾済み)
『必要』ではたりない!! 『重要』だ!! とのこと。
話を聴かれていない、わかってもらえていないと子どもに思わせることが
どんな事態になっていくかは、いつかお伝えするとして
今日は「聴く」ことについてです。
人は自分の聴きたいように相手に話を聴いています。
たとえば、子どもが「今日のテスト70点だったよ」 と話してきた時
お母さんが「100点を取って当たり前」と思っていると
「70点しか取れなかったの?」 と言ってしまうことがあります。
でも子どもが言いたかったことは、
「70点すごいでしょ うれしかった」という話かもしれません。
このように、子どもの話を
自分の考えや思い、当たり前という基準などに照らし合わせて聴いていると
子どもが本当に言いたいことを受け取るのが難しくなります。
そうすると子どもは、お母さんはわかってくれない 話を聞いてくれない と感じます。
この自分の考えや思い、基準を脇に置いて話を聴くのは結構大変なこと。
なので練習をすることが必要なんです。
セミナーで毎回毎回、「聴く」練習をするのはこの為です。
お子さんの話を聞いている時に、あなたの心がイラっとしたり、ざわっとした時は
あなたの何かに引っ掛かっているのかもしれません。
そんな時は「この子は何が伝えたいんだろう?」「どんな気持ちなんだろう?」と
焦点をお子さんに当てることをお勧めします。
お母さんの言いたいことを伝えるのは、
お子さんの言いたいことを受け取った後でも伝えられますよ。